[Japanese Version] PE Interview Series No.3 - niko from always smile...

①読者のために、自己紹介とブランド「always smile...」いついて教えていただけますか?

niko: こんにちは、niko.です。日本語で「smile」という意味です。
繊細なデザインのラバースタンプや、おとな可愛い文具雑貨を販売しています。
「おしゃれなスタンプやペーパーアイテムがみなさまのalways smile...な日々のお役に立てますように…」といった思いを作品に込めています。

 

②よろしければ、ゴム印とイラストの世界にどのようにして入ったのか教えてください。どのようなトレーニングやバックグラウンドがありますか?

niko: スタートは消しゴムはんこのハンドメイドでした。その愛らしさや手彫りのあたたかさに惹かれたのがきっかけです。約10年前、初めにりんごのデザインに挑戦したことを覚えています。
当時我が子が幼く、自宅で創作が完結できるところがライフスタイルに合っていた、ということも重要な要因です。
4年前に、ラバースタンプに切り替えました。
ここから、子どものノートに捺せるような実用性重視のデザインから、繊細な植物のデザインに変化していきました。
普段から花屋などで、季節の中で移ろいゆく植物やお花を観察するように心がけています。
 

③「always smile...」の基本的なアイディアや哲学はなんですか?

niko: あくまで主役はスタンプを使うお客様です。お客様のインスピレーションを掻き立て、様々なアイディアで自由に楽しんでもらうことが一番重要だと考えます。
そのために、別のスタンプと合わせやすい図案や、組み合わせることでより美しくなるスタンプを提案しています。
繊細で儚い世界観の統一も大切にしてきました。
一回捺して終わりではない、ずっと使い続けてもらえるようなスタンプづくりを目指しています。

 

④お客様はniko さんのゴム印の繊細な植物模様を愛しています。これらのデザインのインスピレーションはどこから得ていますか。

niko: 繊細でリアルなデザインが生まれるのは、いつもふとした日常の中からです。
実物の植物の細かさ、繊細さを目の当たりにした瞬間、インスピレーションが沸いてきます。
また、季節やテーマからヒントを得てアイディアを広げることもあります。
常にお客様のニーズを感じながら、お手持ちのアイテムとのコラボレーションについても忘れないようにしています。


 
⑤新しいゴム印を作成する際のデザインプロセスを教えていただけますか。

niko: アイディアを思いついたらすぐにラフ画を描くようにしています。その際、既存のスタンプと合わせたときのバランスを把握しています。
その後、ラフ画をもとにデジタル画に起こします。完成までに何度も修正を繰り返し、何通りもデザイン案を仕上げます。
実際にスタンプの試作品が完成した後に、もう一度デザインをやり直すこともあります。
 


⑥創造的なプロセスで直面する課題は何ですか?それらをどのようにして克服していますか?

niko: always smile...独自の繊細さやデザイン性を保つことに苦労するときがあります。
そこを妥協すると他のブランドとの差別化が図れず、私自身もスタンプを楽しめなくなってしまいます。
数が質を生むと考えているので、納得するまで作品をたくさん作り続けています。
しかし、家族との時間も大切です。時間の制約と、作品にかける思いとのせめぎあいは永遠の課題です。
 


⑦ゴム印に使用するインクパッドやインクの種類でお気に入りはありますか?なぜそれを好むのですか?

niko: シヤチハタ「いろもよう」です。目詰まりがしにくく、当店の繊細なスタンプに適しています。
特に銀鼠色がお気に入りです。やわらかい雰囲気と大人っぽさが表現できるからです。

 


⑧新しい製品リリースにどのデザインを含めるか、どのように決定していますか?

niko: まずはスタッフのファーストインプレッションを確認します。スタッフが一番初めに製品に触れるので、意見を聞くように心がけています。
また、SNSでのマーケティングは欠かしません。お客様のニーズとマッチしているのかどうかを、交流を通して日ごろから精査しています。

 

⑨スタンプを作成する際にお気に入りの道具や材料は何ですか?

niko: スタンプに使う素材にはこだわりを持っています。特に持ち手に使う木材は、日本産のものを使用しています。
また、持ちやすさを考慮し、角を面取りするというひと手間を加えています。
これによって、自分自身がスタンプを捺す際も木の香りや木目を楽しむことができ、また使っていて疲れないといったポイントでも、スタンプ自体がお気に入りの道具になっています。

 

⑩将来を見据えて「always smile...」の今後5~10年間のビジョンは何ですか?
Pinky Elephantのお客様に特に伝えたいことはありますか?

niko: これからも、お客様の自由な発想を引き出し、想像力を掻き立てるようなスタンプづくりをしていきたいと思っています。
買ってもらうだけ、買ってもらって終わり…ではなく、いろいろな使い方ができることを知ってほしい、また、自分のアイディアが作品になっていくおもしろさや達成感を感じてほしい。
そして、そのコンセプトを心から愛してくれるお客様を増やしていくために、全国各地でデモンストレーション販売を実施することが目標です。
always smile...のスタンプをきっかけに、お客様同士がつながっていく。単なる文具としてだけではなく、人と人をつなぐツールになることが私たちの願いです。Pinky Elephantのお客様も、ぜひ私たちに参加してください。
 

nikoさんとスタッフさん、本当にありがとうございました! - RJ

 

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